今季のコスモス畑の不作につきまして

各地で台風の被害が心配ですが、笠岡は昨日少し風が強くなったぐらいで大丈夫でした。

10月も半ばに差し掛かり今年もあと2か月半あまりですね。秋も深まり、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

10月10日といえば昭和生まれの私は「体育の日」というイメージですが、今年はもう10月には祝日すらないのですね。収穫を祝う秋祭りの時期でもありますが、やはりコロナ禍でなかなか難しいのでしょうね。

笠岡ベイファームのコスモス畑につきまして連日多くの問い合わせをいただいております。開花状況は花畑カレンダーでもお伝えしている通り、例年にないぐらいの「不作」であります。この時期のコスモス畑を楽しみにしてくださっている皆様に心からお詫び申し上げます。コロナ禍でやはり密になるところには行きたくないという方が多いと思いますが、花畑は屋外ですし、密にもならないということで多くの方が楽しみにしてくださっていることと思います。

笠岡市の担当部署や種苗会社の専門家などを交えた会議を近々する予定で、不作の正確な原因については後日お伝えするところではありますが、私が9年間の花畑管理を通じて考えたこととして①8月に雨が少なく、異常な猛暑で成長が阻害されたこと　②9月の台風でちょうど背が高くなりかけたところで倒れたこと　③毎年この畑にコスモスを植えていて土壌の栄養状態がよくないこと　④キク科の植物がかかる病気になっていること　などがあります。

いずれにせよ、「花畑をきれいに咲かせる」ということが目的であり大前提であり、結果が全てであります。今季のコスモスがこのような状態で、みなさまにきれいな畑をお届けできずたいへん申し訳ございません。現在4つの畑を管理し「菜の花」「ポピー」「ひまわり」「コスモス」を順に咲かせていて「ひまわり」のように開花期間の短い花については3つの畑をローテーションし順に開花するよう回しています。ですので畑を休ませるヒマがないというのも大きな原因かと考えられます。管理する畑をもう一つ取得するなどいろいろな方策を検討し、今後このようなことがないよう努めたいと思います。

今季のコスモス畑は一度も満開になることなく終わると思うと私自身も悲しみが止まりません。ちなみに2016年のコスモスはこの写真です。