駅長日記
2.42018
全国農水産物直売サミットに参加して
もう早いもので2月ですね。昨日は節分でした。皆様、巻き寿司を食べられましたか?今年は南南東との事で私もいただきました。
先週、研修に2つ参加しました。1つめは「食と農村人材育成講座」です。赤磐市の岡山県農業開発研究所で行われており、直売所や道の駅の運営者、農業者、行政の方、地域おこし協力隊の方などが参加しています。
朝から夕方までみっちりの講座で発言する機会も度々あり、気が抜けません。前回学んだ地域ブランド作りの戦略に続き、今回は「情報発信」についてです。自分としてはそれなりに情報発信に力を入れていたつもりですが、全く井の中の蛙でした。講師の方が「トイレのない家を建てるような情報発信が多い」と言われていたのが衝撃でしたね。
2つめは「第16回全国農水産物直売サミット」愛媛県松山市で開催されました。
愛媛県は産直王国と言われ年間売上全国ベスト10直売所のうち3か所を要する県なのです。
行きは笠岡市を出発ししまなみ海道を通り今治から松山に入るルートで、今治市では結構な積雪がありました。冬タイヤで良かった!およそ2時間半で会場となる松山全日空ホテルに到着。続々と全国から参加者が集まり300名を超えています。北は北海道や青森、南は長崎や大分から来られていました。
ちなみに岡山県はベイファームから3名、浅口市から2名と農政局の方が1名の計6名のみ。松山まで割と近い方なのに寂しいかぎりです。岡山県の直売所関係者、ならびに行政の方こんなんでいいのでしょうか(笑)他県は役所の方も大勢参加され、とても熱心でしたよ。
愛媛県副知事や松山市副市長などが挨拶され今治の超有名直売所「さいさいきて屋」の講演がありました。その後話題提供や事例発表があり、5つのテーマを持った分科会に参加します。
全国モデル道の駅にも選ばれた「内子フレッシュパークからり」の方が講師をされる、直売所の持続経営についてのテーマで学びました。これまた活発な質問や意見交換もありとても勉強になる会でした。18時までみっちりやった後は懇親会。いったんホテルにチェックインして参加します。席が決められており、色々な地方の方と交流ができるような配慮がしてあります。食事も愛媛の鯛めしやご当地フードを少しばかり堪能し、日頃困っていることや取り組んでいることなどお互いに話し夜が更けていきました。蛇口からでるみかんジュースなども用意されていて楽しんでしまいました。
2日目は4ルートに分かれた視察研修です。8時に出発し4か所をめぐるというハードスケジュールなのです。
それぞれの道の駅や直売所で店長さんの生の話が聞け大変勉強になりました。年間27億売り上げる「さいさいきて屋」が「私たちは売れると調子に乗っている。農家もスタッフも売ってやっている、と上から目線になっているのを改めなくてはならない」と言われていたのが心に残りました。27億売るトップランナーが言っているのです。ベイファームももう一度初心に戻る必要があると思いました。
17時半ごろやっと視察研修も終わり車で笠岡に向かいます。松山市内の帰宅時間と重なり渋滞を抜けながら、2日間学んだ事に思いをはせ松山を後にしました。笠岡に着いたのは20時をまわっていましたね~。それから岡山の自宅に。長い2日間でしたが実りがあった気がします。次回は和歌山県で開催されるとのことですが、ぜひ参加したいですね。学んだことをベイファームの運営にいかすべく頑張ります!!