駅長日記
12.92023
コスモス2023
あっという間に12月、みなさまいかがお過ごしでしょうか。今日は2023年のコスモスについて振り返り&総括をしたいと思います。
ここ3年コスモスは非常に不作で、酷暑や植物の病気・土壌の問題など複合的な要因で苦戦を強いられてきました。昨年の様子がこちらです。
茎は茶色く生育もまばら、花を付けたのはごく僅かで非常に短期間でした。今年の4月から花畑の栽培管理が代わり「備中しお風ファーム」さんが担当されることになり、笠岡市商工観光課と道の駅、そして備中しお風ファームさんが2週間ごとに集まって問題点などを洗い出す会議が行われました。
備中しお風ファームさんは笠岡湾干拓地で玉ねぎやキャベツを作っておられ先進の大規模農業を実践する法人です。ですので、これまでとは違ったアプローチで不作の原因を究明し栽培管理に当たられたところ、数年ぶりにひまわりの背丈が大きくなりコスモスも咲かせることができたのです。担当された方の苦労は並大抵のものではなかったと思いますし、初年度から結果を出さなくてはならなという重圧は厳しかったと思います。
ちょうどコスモスが成長するころは雑草との戦いで、今年は10名近くの方を1週間近く動員して手作業で取り除くということをして雑草に勝利したのです。
雑草を取り除いた後は少しまばらな印象を受けましたがコスモスが成長し隙間が目立たなくなりました。
で、朝晩が少しひえるようになった頃には色が鮮やかになりここ3年とは全く違う景色になりました。
播種時期を約1っか月ずらした残りの半面も11月から開花し、霜が降りるとダメになるので「いつまでもってくれるかな?」と心配していました。
先に開花したバイパス側が終わるころにはすっかりこちらが満開になり、すごくいい感じでバトンタッチし開花期間を延ばせました。
12月に入って朝晩が5度以下になると色を失っていきました。
そして12月9日、今朝の様子がこちらです。
役目を終えあとは刈り取って耕耘し、次の準備に取り掛かります。現在、菜の花「A」「C」とポピー「B」の播種が完了しており令和6年の計画を確実に進めているところであります。実験的に新しい花をテスト栽培するエリアもあり楽しみが広がりますね。
今後もベイファームの花畑をよろしくお願いいたします!